FOREX CHART ANALYSIS BY USING FOURIER TRANSFORM

2015/03/19

Posted on 3/19/2015 by Shigehisa Tagawa in ,
J. M. ハーストは、相場サイクルに関する4つの原理を唱えました。そのうちの1つは調和性 harmonicity 、もう1つは同時性 synchronicity です。調和性とは、あるサイクルが別のサイクルの整数倍であること。その整数は通常、2であるとハーストは述べています。同時性とは、別々のサイクルが同時に底をつけることです。

R. A. メリマンは、もっとも重要な相場サイクルをプライマリー・サイクル primary cycle と呼んでいます。さらに、これを3分割したメジャー・サイクル major cycle 、2分割したハーフ・プライマリー・サイクル half-primary cycle の順に重要と述べています。2よりも3を重視したことがハーストの考えとの相違点ですが、共通点もあります。

大きなサイクルは、より小さなサイクルに対して支配性をもつと、メリマンは述べています。つまり、小さなサイクルは、より大きなサイクルと同時に底をつけるのであり、これはハーストの同時性原理と同じ考えです。

いずれにせよ整数2、あるいは整数3が重要となってくるようです。あるサイクルは別のサイクルを2分割、3分割したものであることが多く、5分割、7分割したものとは考えにくいのです。これを念頭に、再びユーロ/カナダドルのサイクルを見ていきましょう。まず週足サイクルの数字を5倍して、日数に直します。

A波  A=52×5=260
B波  B=45×5=225
C波  C=42×5=210

次に、日足サイクルの数字を小数第3位で四捨五入します。

D波  D=2048/44≒46.55
E波  E=2048/55≒37.24
F波  F=2048/59≒34.71
G波  G=2048/94≒21.79

すると、これら相互に次のような関係式が成り立つことがわかります。

A≒12G
B≒6E
C≒6F
3D≒4F

5や7を使った関係式は、まず除外して考えます。他の組み合わせもいろいろ試してみたのですが、フーリエ逆変換の結果と照らし合わせると、これ以外の関係式は考えられません。したがって週足サイクルも52週、45週、42週以外に考えられないのです。C波とD波の関係をつなぐことで、F波がキーになっていることもおわかりでしょう。



日足チャート上にサイクルを描いてみました。G波はグレー、G波を3つまとめたサイクルは赤。3G波と呼んでおきますが、これはA波を4分割したものです。最優勢のE波は赤。3E波も赤で描いてますが、これはB波を2分割したものです。

D波と3D波はグレー。3D波を2分割した2F波は赤で描いていますが、これはC波を3分割したものでもあります。さて、グレーよりも赤で描いたサイクルに注目していただきたいのですが、主要な安値をほぼ捉えています。ただチャート上にサイクルを描くのではなく、重要度に差をつけることで、はるかに実用向きとなりました。

ユーロ/カナダドルは反発したのち、本日はやや下げています。高値をつけた1月30日から42日、一目均衡表でいう一期二節が3月30日です。この週は42週サイクルの終了にもあたります。おそらく、この前後に向けて、まだまだ下げ続けると予測できます。

以上の分析は、ユーロ/ドルの売買にもお役に立つのではないでしょうか。