FOREX CHART ANALYSIS BY USING FOURIER TRANSFORM

2015/04/01

Posted on 4/01/2015 by Shigehisa Tagawa in ,
一目均衡表には、たとえば抵抗帯というものが描かれています。俗にいう‘雲’です。世間には‘雲’を解説している書籍やブログもありますが、時間論他の三大骨子を抜きにしてしまっているものも多く、おおよそ意味がありません。

マーケットに迷いがあるとき、‘雲’は文字通りの抵抗帯となります。迷いがなければ、遠慮なく‘雲’を突き抜けていきます。迷いを読み取るには、時間論ほかの三大骨子が必要となるのであり、それを抜きにするなら、‘雲’は単なる模様にすぎません。

マーケットの迷いや、ためらい。それが如実に表れる指標は、一目均衡表をおいて他にはありません。本日は、豪ドル/NZドルのチャートを昨年までさかのぼり、そこに表れたマーケットの迷いを読み取っていくことにしましょう。

豪ドル/NZドルは、昨年10月30日に1.1302の高値をつけたのち、下降局面に入りました。12月8日の高値、1.0867からとったN計算値は1.0432です。この計算値が実現されたとき、必ずチャートが反転するというのではありません。一目均衡表の考え方では、いつ計算値が実現されるかが重要となってきます。

N計算値1.0432は、12月29日に実現されます。10月30日から数えると、ちょうど一期二節です。ここで一旦、下降エネルギーは消費されたと考えられますから、本来であれば反発上昇を期待できるはずなのですが……。



1月6日には、12月末の安値を割り込んでしまいます。ここにマーケットの迷いを見るべきであり、上昇は失敗に終わったと考えるべきです。翌7日、さらに下げたのち、まるで思い出したかのような上昇を始めますが、既にタイミングを逸しています。

騰勢が強いように見えても、これは迷いを含んだ上昇です。したがって、1月22日のローソク足は、抵抗帯に触れてから跳ね返されています。1月28日のローソク足は、抵抗帯の中でまさに抵抗にあい、以後、再び下降局面に入っていきます。

ここで遅行スパンの動きにも注目してください。遅行スパンは終値を26日遅らせて描いたもので、非常に重要です。チャート上に赤い矢印で示してありますが、まず1月21日に転換線が遅行スパンを跳ね返し、1月28日に基準線が跳ね返しています。上昇が迷いを含むものでなければ、おそらく跳ね返されることはなかったはずです。

時間論その他が重要な点、おわかりいただけたでしょうか。さて、本日の豪ドル/NZドルは上昇中で、なかなか戻り売りに入れない状況です。しかし、時間論から考えるならば、3月30日での反発が中途半端なため、私は売り姿勢を崩しておりません。