いうまでもなく前者をハーフ・プライマリー・サイクル、後者をメジャー・サイクル、それぞれの終了の目安とする。メジャー・サイクルは稀に4回、プライマリー・サイクルの中に出現することもあるという。したがってチャート上には、96日間を4等分する半円を描き込んでもいいのだが、今回は省略する。
またメリマンによれば、メジャー・サイクルは、ハーフ・プライマリー・サイクルよりも「はるかに一貫性がある」。逆にいえば、ハーフ・プライマリー・サイクルは「はるかに一貫性がない」。ここは重要なので覚えておいていただきたい。
いずれにせよ、半円は目安である。半円の示す日付で、規則的に底をつける相場などあるはずがない。ならば、この半円、どうのような目安として使えばいいのか?
上昇トレンドにおいて、メジャー・サイクル第1波終了は左側へ寄る傾向がある。

左側とは無論、チャートで見ての左側、時間でいえば過去方向である。
メジャー・サイクル第3波の下降局面は、プライマリー・サイクルのそれと重なっている。第1波、第2波と比べるならば下げ幅も大きく、期間も長い。その分だけ、第1波全体が過去方向へと寄る。ハーフ・プライマリー・サイクル第1波も同様である。
それぞれのサイクル終了は、半円の示す日付よりも左側になるはずである。
メジャー・サイクル第1波の終了を、a波終了に重なる2月21日と予測する。一方、ハーフ・プライマリー・サイクルは「はるかに一貫性がない」。出現しないとも限らないが、もし出現するなら、その終了はf波終了に重なる3月10日と予測する。