2015/04/03
当ブログではフーリエ変換だけではなく、サイクル理論と親和性の高い一目均衡表も併用して、マーケット分析を行っている。これまで投稿された記事にも、均衡表特有の用語が使われている。その考えのおおよそを、当ブログでもまとめておく必要があるだろう。
まず、作図する際の5本の線から説明しておく。
転換線は転換値を、基準線は基準値をそれぞれ結んだものである。
① 転換値=(9日間の最高値+9日間の最安値)÷2
② 基準値=(26日間の最高値+26日間の最安値)÷2
先行スパンは2本あり、それぞれを25日先(当日を含む26日先)にプロットする。
③ 先行スパン1=(転換値+基準値)÷2
④ 先行スパン2=(52日間の最高値+52日間の最安値)÷2
⑤ 遅行スパンは、当日の終値を25日前(当日を含む26日前)にプロットしたもの。
先行スパンは支持線・抵抗線として働くことがあり、2本に挟まれた部分は「抵抗帯」と呼ばれている。ただし条件が揃った場合のことであり、安易に支持線・抵抗線として使うのは危険である。その条件を知るためには、均衡表の三大骨子が必要となる。
一目均衡表は難しいとおっしゃる方もあるが、そもそも相場で利を上げることが難しいのである。難しさを厭うのであれば、損に甘んじていただく他はないように思う。
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