2015/11/28
Posted on 11/28/2015 by Ryoun Kasai in 書籍案内
以下にご案内するのは、いまさら記事にするのも気が引ける定番である。ただ最近、ギャン理論などについてネットで調べてみて、自分にとっての常識が常識として通用していないような気もしてきた。もはや定番も定番ではないかもしれない。無論、読んだことのない初心者の方もいらっしゃるだろう。必ずお役に立つはずと思い、記事にしておくことにした。
ゾーン ― 相場心理学入門(パンローリング)
マーク・ダグラス
最初、目を通したときよりも、数年後に読み返したときの衝撃の方が大きかった。そんな本である。どれか一冊をと乞われたならば、私はこれを推す。ちなみにゾーンとは、チクセントミハイのいうフローである。
マネーの公理(日経BP社)
マックス・ギュンター
スイスの投機家には「チューリッヒの公理」と呼ばれる冷徹なルールがあるという。船が沈み始めたら祈るな。飛び込め。根を下ろしてはいけない。それは動きを鈍らせる。そんな公理を凝縮した一冊。
欲望と幻想の市場 ― 伝説の投機王リバモア(東洋経済新報社)
エドウィン・ルフェーブル
投機王ジェシー・リバモアの生涯を描いた小説。同じ伝記的小説としては『世紀の相場師ジェシー・リバモア』(角川書店)というのもあって、どちらをお薦めするか迷った。やや、こちらの方が投資家向けか。
先物市場のテクニカル分析(きんざい)
ジョン・J・マーフィー
いまでこそテクニカル分析の本など書店にあふれているが、10年前はこれを含めて数冊しかなかったように思う。それで、この10年でこれを超える本が出たかというと出ていない。一冊あれば充分。
一目均衡表の研究(ストックマーケットサービス)
佐々木英信
本来であれば『一目均衡表 完結編』(経済変動研究所)をお薦めするべきなのである。 しかし、手に入りにくいうえに高価ともなれば、この『研究』を取り上げるしかない。できれば2冊揃えてほしい。
マーケットの魔術師(パンローリング)
ジャック・D・シュワッガー
言わずと知れた名著。いちおう解説しておくと、アメリカのトップトレーダー16人へのインタビュー集である。シリーズは数冊出ているが、とりあえず次の『新マーケットの魔術師』と併せて2冊、繰り返し読むといい。
新マーケットの魔術師(パンローリング)
ジャック・D・シュワッガー
巻末に「魔術師たちの金言集42か条」も収録されて、お得感がある。 匿名トレーダーが『禅とアーチェリーの美学』という書籍について語っている。おそらくオイゲン・ヘリゲルの『弓と禅』(福村出版)ではないか。
精神科医が見た投資心理学(晃洋書房)
ブレット・スティンバーガー
リストにして気づいたけれども、晃洋書房か。学術図書出版では、そこそこの老舗だ。そして、著者も本職の精神科医である。類書すべてに目を通したわけではないが、ほぼほぼベストの水準をいくものだと思う。
新版 魔術師たちの心理学(パンローリング)
バン・K・タープ
トレーディング戦略、仕掛け、利食い、ポジション・サイジングなど、大切なことが一冊にぎっしり詰め込まれている。心理学に関しては、実はあまり触れていない。その辺はスティンバーガーの本で補えばいい。
実践 生き残りのディーリング(パンローリング)
矢口新
「FXトレーダー」という言葉も当たり前になったが、為替の世界では本来、「ディーラー」と呼ぶのである。長年、そのディーラーを務めてきた著者が、プロのディーラー向けに贈るディーリング哲学の書。
復刻 先物罫線 ~ 相場奥の細道(パンローリング)
鏑木繁
既に10冊以上ご案内しているし、これも番外の一冊に加えておく。罫線、つまりテクニカル分析については『先物市場のテクニカル分析』一冊で充分である。しかし、この鏑木罫線は……味わい深いのである。
ゾーン ― 相場心理学入門(パンローリング)
マーク・ダグラス
最初、目を通したときよりも、数年後に読み返したときの衝撃の方が大きかった。そんな本である。どれか一冊をと乞われたならば、私はこれを推す。ちなみにゾーンとは、チクセントミハイのいうフローである。
マネーの公理(日経BP社)
マックス・ギュンター
スイスの投機家には「チューリッヒの公理」と呼ばれる冷徹なルールがあるという。船が沈み始めたら祈るな。飛び込め。根を下ろしてはいけない。それは動きを鈍らせる。そんな公理を凝縮した一冊。
欲望と幻想の市場 ― 伝説の投機王リバモア(東洋経済新報社)
エドウィン・ルフェーブル
投機王ジェシー・リバモアの生涯を描いた小説。同じ伝記的小説としては『世紀の相場師ジェシー・リバモア』(角川書店)というのもあって、どちらをお薦めするか迷った。やや、こちらの方が投資家向けか。
先物市場のテクニカル分析(きんざい)
ジョン・J・マーフィー
いまでこそテクニカル分析の本など書店にあふれているが、10年前はこれを含めて数冊しかなかったように思う。それで、この10年でこれを超える本が出たかというと出ていない。一冊あれば充分。
一目均衡表の研究(ストックマーケットサービス)
佐々木英信
本来であれば『一目均衡表 完結編』(経済変動研究所)をお薦めするべきなのである。 しかし、手に入りにくいうえに高価ともなれば、この『研究』を取り上げるしかない。できれば2冊揃えてほしい。
マーケットの魔術師(パンローリング)
ジャック・D・シュワッガー
言わずと知れた名著。いちおう解説しておくと、アメリカのトップトレーダー16人へのインタビュー集である。シリーズは数冊出ているが、とりあえず次の『新マーケットの魔術師』と併せて2冊、繰り返し読むといい。
新マーケットの魔術師(パンローリング)
ジャック・D・シュワッガー
巻末に「魔術師たちの金言集42か条」も収録されて、お得感がある。 匿名トレーダーが『禅とアーチェリーの美学』という書籍について語っている。おそらくオイゲン・ヘリゲルの『弓と禅』(福村出版)ではないか。
精神科医が見た投資心理学(晃洋書房)
ブレット・スティンバーガー
リストにして気づいたけれども、晃洋書房か。学術図書出版では、そこそこの老舗だ。そして、著者も本職の精神科医である。類書すべてに目を通したわけではないが、ほぼほぼベストの水準をいくものだと思う。
新版 魔術師たちの心理学(パンローリング)
バン・K・タープ
トレーディング戦略、仕掛け、利食い、ポジション・サイジングなど、大切なことが一冊にぎっしり詰め込まれている。心理学に関しては、実はあまり触れていない。その辺はスティンバーガーの本で補えばいい。
実践 生き残りのディーリング(パンローリング)
矢口新
「FXトレーダー」という言葉も当たり前になったが、為替の世界では本来、「ディーラー」と呼ぶのである。長年、そのディーラーを務めてきた著者が、プロのディーラー向けに贈るディーリング哲学の書。
復刻 先物罫線 ~ 相場奥の細道(パンローリング)
鏑木繁
既に10冊以上ご案内しているし、これも番外の一冊に加えておく。罫線、つまりテクニカル分析については『先物市場のテクニカル分析』一冊で充分である。しかし、この鏑木罫線は……味わい深いのである。
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