2015/04/08
一目均衡表でもっとも重要な数値、9、17、26は単純基本数値とも呼ばれている。これを組み合わせた複合数値というのもあり、また、それぞれには「一節」「一期」「一巡」といった呼称もある。以下に一覧として示しておく。
これらの数値が何を意味するかといえば、来るべき変化日までの日数なのである。つまり目安となる過去の天底より9日目、17日目、26日目……に重要な変化日の訪れることが多い。転換値、基準値を計算する際、9や26が使われるのもこのためである。
一節は9日。二節は9を2倍し、1を引いて17日となる。この一節、二節は、上昇トレンドでは最初の一波動、中間の押し、最後の一波動。下降トレンドでは一時的止まり、中間の戻りに表れやすいと一目山人は説明している。だが、どうして2倍して1を引くのか。一目均衡表の日数の数え方は、やや特殊なのである。
当ブログで「38日サイクル」というとき、起点となる日は数えずに終点を数えている(あるいは起点を数え、終点は数えていない)。したがって、振動数半分、倍の周期のサイクルは、単純に2倍して「76日サイクル」となる。
これに対して一目均衡表では、起点も終点も数える。二節なら二節を数えるとき、最初の一節の終点と次の一節の起点が重なってしまうため、1を引くのである。
非常に紛らわしいが、一節を8日、二節を16日としながらチャート解説を進めるのは、それはそれで具合が悪い。当ブログでは、なるべく「一節」「一期」「一巡」の呼称を使うことにする。上の一覧を、よくよく記憶に留めていただきたい。
しかし、9を3倍して2を引けば25である。どうして一期は26日なのか。また、どうして一期二節は41日ではなく42日なのか。ひとまずは、そういうものだと納得するしかない。 延べ2000人が、4年(乃至7年)かけて調査した結果なのである。
9 | 一節 |
17 | 二節 |
26 | 一期(三節) |
33 | 一期一節 |
42 | 一期二節 |
65(56~72) | |
76 | 一巡(三期) |
129(120~138) | |
172(163~179) | |
226(200~257) | 一環(三巡) |
676 | 一巡環(三環) |
一節は9日。二節は9を2倍し、1を引いて17日となる。この一節、二節は、上昇トレンドでは最初の一波動、中間の押し、最後の一波動。下降トレンドでは一時的止まり、中間の戻りに表れやすいと一目山人は説明している。だが、どうして2倍して1を引くのか。一目均衡表の日数の数え方は、やや特殊なのである。
当ブログで「38日サイクル」というとき、起点となる日は数えずに終点を数えている(あるいは起点を数え、終点は数えていない)。したがって、振動数半分、倍の周期のサイクルは、単純に2倍して「76日サイクル」となる。
これに対して一目均衡表では、起点も終点も数える。二節なら二節を数えるとき、最初の一節の終点と次の一節の起点が重なってしまうため、1を引くのである。
非常に紛らわしいが、一節を8日、二節を16日としながらチャート解説を進めるのは、それはそれで具合が悪い。当ブログでは、なるべく「一節」「一期」「一巡」の呼称を使うことにする。上の一覧を、よくよく記憶に留めていただきたい。
しかし、9を3倍して2を引けば25である。どうして一期は26日なのか。また、どうして一期二節は41日ではなく42日なのか。ひとまずは、そういうものだと納得するしかない。 延べ2000人が、4年(乃至7年)かけて調査した結果なのである。
Search
Popular Posts
-
以下では2013年にさかのぼり、フーリエ変換に一目均衡表、ギャン・アングルを用いながらドル/円の分析をおこなう。いわば、 フーリエ変換による分析の概要 の応用編である。現在のドル/円の分析については、 メールマガジン をご参照いただきたい。 一目均衡表を少しでも聞きかじっ...
-
伝説のトレーダーW. D. ギャンの分析手法の中でも、もっともよく知られているのはギャン・アングルであろう。 チャート上に45度の角度、つまりアングルで引かれたライン。価格と時間とが1対1で均衡したものとして、これを最重要の角度とギャンは考えた。この45度ラインをギャン・ライ
-
以下にご案内するのは、いまさら記事にするのも気が引ける定番である。ただ最近、ギャン理論などについてネットで調べてみて、自分にとっての常識が常識として通用していないような気もしてきた。もはや定番も定番ではないかもしれない。無論、読んだことのない初心者の方もいらっ
-
SFにはSFファンがいて、ミステリーにはミステリーファンがいる。そういった意味では、私は経済小説ファンではない。 しかし、ブログのテーマに合わせて、私が読んで面白かった作品の中から経済小説と呼べるもの10作を選んでみた。 どちらかといえば、出版年の古いものが多い。どう
-
一目均衡表を日足で使うにしても、最近では次のような主張がある。 均衡表の考案された昭和初期には、週6日の相場取引があった。つまり基本数値9は1.5週を、26は1ヶ月を表すのであり、完全週休2日となっている現在では、基本数値を7と21に修正しなければならない、云々。実際、海外製...