2015/04/10
誰でもわかるように、必ず17日上げて9日下げる相場などあり得ない。
実際には7日下げたり、11日下げたりもする。とりわけ9日が多いという理由から、9を基本数値とするのだが、これをもって「基本数値は誤差があるので役に立たない」といった見当違いな批判をする人がいる。
誤差は出て当たり前であり、出ないと考える方がおかしい。
考え方としては「一節は9日であり、1~2日の誤差が出る」ではなく、「一節は7~11日であり、その中心が9である」としなければならない。同様に「二節は13~21日であり、その中心が17である」。要はチャート上で一節を数えるとき、目印を置くのが9日目であり、二節を数えるとき、目印を置くのが17日目なのである。
さて、以上に述べた基本数値とは別に、対等数値というものがある。
仮に大底から大底まで、50日間という一区切りが過去のチャート上にあったとする。このとき――大底とは限らず、天井から天井かもしれないが――再び50日間という一区切りが現れやすくなるのである。この場合の50日が対等数値と呼ばれている。
対等数値は、基本数値と一致するとは限らない。しかし、一目山人によれば、やはり基本数値に一致することが多いという。これら基本数値と対等数値を睨み合わせながら、変化日を特定する。一目均衡表の基本的活用法の一つである。
実際には7日下げたり、11日下げたりもする。とりわけ9日が多いという理由から、9を基本数値とするのだが、これをもって「基本数値は誤差があるので役に立たない」といった見当違いな批判をする人がいる。
誤差は出て当たり前であり、出ないと考える方がおかしい。
考え方としては「一節は9日であり、1~2日の誤差が出る」ではなく、「一節は7~11日であり、その中心が9である」としなければならない。同様に「二節は13~21日であり、その中心が17である」。要はチャート上で一節を数えるとき、目印を置くのが9日目であり、二節を数えるとき、目印を置くのが17日目なのである。
さて、以上に述べた基本数値とは別に、対等数値というものがある。
仮に大底から大底まで、50日間という一区切りが過去のチャート上にあったとする。このとき――大底とは限らず、天井から天井かもしれないが――再び50日間という一区切りが現れやすくなるのである。この場合の50日が対等数値と呼ばれている。
対等数値は、基本数値と一致するとは限らない。しかし、一目山人によれば、やはり基本数値に一致することが多いという。これら基本数値と対等数値を睨み合わせながら、変化日を特定する。一目均衡表の基本的活用法の一つである。
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