2015/04/21
時間論、波動論と三大骨子の概要を書いてきた。残る一つの値幅観測論では、V、N、E、NTの4つの計算値を使う。上昇トレンドにおいて、Aを安値、Bを高値、Cを押し値としたとき、それぞれの計算値は次の式から求められる。
V計算値 V=B+(B-C)
N計算値 N=C+(B-A)
E計算値 E=B+(B-A)
NT計算値 NT=C+(C-A)
こうして得られた値が当面の目標値となるのである。下降トレンドでは、Aを高値、Bを安値、Cを戻し値としたとき、計算式はそれぞれ次のようになる。
V計算値 V=B-(C-B)
N計算値 N=C-(A-B)
E計算値 E=B-(A-B)
NT計算値 NT=C-(A-C)
移動平均などは足して割るだけの小学算数だが、これはもっと簡単。足し算と引き算だけ。小学2年の算数である。
ことさら相場の見方を複雑にするのではないかと、均衡表を評する向きもあるが、そんなことはない。一目でわかる一目均衡表だから、いたってシンプルなものである。もっとシンプルにしたければ、あとは目をつぶって適当に売買してもらう他はない。
ただ実際の天井値(底値)が、ぴったり計算値の通りになるわけではない。とりわけ週足で使う場合は、誤差も広がる傾向がある。また、これらの計算値を単独で使ってもあまり意味はない。つまりは、総合的判断が必要になってくるのである。
V計算値 V=B+(B-C)
N計算値 N=C+(B-A)
E計算値 E=B+(B-A)
NT計算値 NT=C+(C-A)
こうして得られた値が当面の目標値となるのである。下降トレンドでは、Aを高値、Bを安値、Cを戻し値としたとき、計算式はそれぞれ次のようになる。
V計算値 V=B-(C-B)
N計算値 N=C-(A-B)
E計算値 E=B-(A-B)
NT計算値 NT=C-(A-C)
移動平均などは足して割るだけの小学算数だが、これはもっと簡単。足し算と引き算だけ。小学2年の算数である。
ことさら相場の見方を複雑にするのではないかと、均衡表を評する向きもあるが、そんなことはない。一目でわかる一目均衡表だから、いたってシンプルなものである。もっとシンプルにしたければ、あとは目をつぶって適当に売買してもらう他はない。
ただ実際の天井値(底値)が、ぴったり計算値の通りになるわけではない。とりわけ週足で使う場合は、誤差も広がる傾向がある。また、これらの計算値を単独で使ってもあまり意味はない。つまりは、総合的判断が必要になってくるのである。
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