FOREX CHART ANALYSIS BY USING FOURIER TRANSFORM

2015/08/29

Posted on 8/29/2015 by Ryoun Kasai in , ,
ユーロ/ドルは2011年1月10日に大底をつけている。週足を見ながら、われわれはプライマリー・サイクル2周期目の終了を10月上旬と予測した。1月10日から39週目である。

無論、この時点で、サイクル終了の正確な日付はわからない。ひとまず計算のしやすさという点から、10月5日と仮定している。1月10日から数えて192日間である。

では、プライマリー・サイクル1周期目の終了を予測することにしよう。必ずしも2周期間の中心に位置するとは限ず、それほど予測は容易なものではない。また週足を見直して、強力な波動の終了を発見したならば、これも参考にしなくてはならない。

しかし、今回のケースでは192日間のまさに中心、b波終了に重なる5月24日と見るのが妥当である。プライマリー・サイクルは、この日に向けて下降するに違いない。



逆に出発点である1月10日からは、ある程度の上昇が見込める。 さて、ここからが問題である。そのまま上昇トレンドへと続くのか、下降トレンドへと転じるのか。上昇トレンドと下降トレンドとでは、チャート上の垂直線の見方が微妙に異なる。

2015年現在のわれわれは、ここから5月初旬へ向けて上昇するのを知っている。高値を切り上げたか、安値を切り下げたか。ローソク足は抵抗帯の上にあるのか、下にあるのか。総合的に判断して予測を立てることは、後追いの説明ほどには容易ではない。

とはいえ、ここは飽くまでも、フーリエ変換を用いた分析法の概要としてお読みいただきたい。たとえば、1月4日の高値を切り上げもしている。それらから判断して、2011年当時のわれわれが、ユーロ/ドルの上昇を予測し得たとして話を進める。

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