2015/08/22
Posted on 8/22/2015 by Ryoun Kasai in テクニカル分析, メリマン・サイクル理論
当ブログを始めた頃、レイモンド・A・メリマンについてはその名を挙げたことがある。ここでは『相場サイクルの基本』(投資日報出版) を参照しつつ、彼のサイクル理論について述べていきたい。
メリマン・サイクル理論には、二つの骨子がある。純粋なサイクル理論と金融占星術である。いささか残念なことに、われわれには金融占星術の知識がなく、また今後において研究する予定もない。したがって、以下で扱うのは純粋なサイクル理論ということになる。
『相場サイクルの基本』にも金融占星術に関する記述は、ほとんどない。わずかに相場の天底が「占星学上の重要変化日の前後3営業日になる可能性が高い」と書かれているのみである。ただ、おそらくは占星術に由来するであろう用語が頻出する。
その用語とは オーブ orb である。オーブといえば、心霊写真等に写り込んだ光球を思い浮かべる方もあろうが、もともとは「宝珠」を意味する語である。西洋占星術では、惑星と惑星とが作る角度の許容範囲をオーブと呼ぶらしい。
すなわち、メリマン・サイクル理論におけるオーブとは、サイクルの許容範囲のことである。たとえば、18週サイクルをもつ銘柄(または通貨ペア)に対して、その6分の1にあたる3週をオーブとして許容するというのがメリマンの考えである。
その銘柄(または通貨ペア)がある週に底値をつけたとすれば、15~21週後に再び底値をつける可能性が高い。ここで考えてみよう。さあ、18週目だ。サイクルの終了だ。反転するぞと買いに入り、さらに3週間も下がり続ける可能性だってある。より正確なサイクルを導き出すために、メリマンは金融占星術を併用するのである。
繰り返すが、われわれには金融占星術の知識がない。そこで「一目均衡表の重要変化日」をもって、これを補う。当ブログの目的を大雑把に述べれば、そういうことになる。
メリマン・サイクル理論には、二つの骨子がある。純粋なサイクル理論と金融占星術である。いささか残念なことに、われわれには金融占星術の知識がなく、また今後において研究する予定もない。したがって、以下で扱うのは純粋なサイクル理論ということになる。
『相場サイクルの基本』にも金融占星術に関する記述は、ほとんどない。わずかに相場の天底が「占星学上の重要変化日の前後3営業日になる可能性が高い」と書かれているのみである。ただ、おそらくは占星術に由来するであろう用語が頻出する。
その用語とは オーブ orb である。オーブといえば、心霊写真等に写り込んだ光球を思い浮かべる方もあろうが、もともとは「宝珠」を意味する語である。西洋占星術では、惑星と惑星とが作る角度の許容範囲をオーブと呼ぶらしい。
すなわち、メリマン・サイクル理論におけるオーブとは、サイクルの許容範囲のことである。たとえば、18週サイクルをもつ銘柄(または通貨ペア)に対して、その6分の1にあたる3週をオーブとして許容するというのがメリマンの考えである。
その銘柄(または通貨ペア)がある週に底値をつけたとすれば、15~21週後に再び底値をつける可能性が高い。ここで考えてみよう。さあ、18週目だ。サイクルの終了だ。反転するぞと買いに入り、さらに3週間も下がり続ける可能性だってある。より正確なサイクルを導き出すために、メリマンは金融占星術を併用するのである。
繰り返すが、われわれには金融占星術の知識がない。そこで「一目均衡表の重要変化日」をもって、これを補う。当ブログの目的を大雑把に述べれば、そういうことになる。
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