2015/10/20
Posted on 10/20/2015 by Shigehisa Tagawa in AUD/NZD, フーリエ変換による分析
フーリエ変換の結果は、データ取得時期によって微妙なずれがあります。
それぞれの波形には山と谷がありますが、その山と谷の位置がわずかにずれるのです。いうまでもなく、谷にあたる時期に安値をつけると予測できます。その予測は、やはり直近のデータを使う方がより正確なものになるようです。
波形を解析する作業は、それなりに手間がかかります。また数週程度ではずれは起こらず、解析作業も無駄になります。豪ドル/NZドルの場合は、日足でも週足でも、プライマリー・サイクルが終了した時点で解析し直すというのが効率的なようでした。
さて、豪ドル/NZドルですが、プライマリー・サイクルは平均30週と考えられます。オーブを含めれば、25~35週程度です。4月に新たなプライマリー・サイクルが開始し、27週目の先週、長い陰線をつけています。 これをサイクル終了と判断するのは尚早かもしれませんが、念のため解析し直し、週足チャートのサイクル・ラインを修正しました。
DealBook360が使えなくなるので、サイクル・ラインも見納めです。
ですので、普段使っている黒い背景のチャートを載せました。虹のような6色でサイクルを書き分けています。 波長の長いサイクルを赤、短いサイクルを青にして、どのラインが何週サイクルなのか、直観的にわかるようになっています。
チャートの右端に3本のラインが見えます。黄色い38週サイクル・ラインが2016年4月第1週、青い30週サイクル・ラインが4月第2週に位置しています。 先週、プライマリー・サイクルが終了したとするなら、新たなプライマリー・サイクルは、この4月第1~2週あたりで終了すると予測できます。 ただしローソク足のすぐ右側、11月第1週に水色の31週サイクル・ラインが位置しており、判断しづらいところです。
豪ドル/NZドルの日足です。上昇トレンドであるにもかかわらず、プライマリー・サイクルの後半部で、ハーフ・プライマリー・サイクルがボトムをつけたケースです。 この後半部だけを見ると、下降トレンドになっているためではないかと思われます。
フィボナッチ・リトレースメントも記入してありますが、これはメリマン自身、目標値の分析のために採用しているものです。 50%水準を原則として、38.2%から61.8%のまでの範囲を、彼独自の言葉でオーブと呼んでいます。
先週の安値は、61.8%水準でぴったり止まっています。まず、先週をプライマリー・サイクル終了と見てもいいのではないでしょうか。シナリオは買い目線。充分な反発が認められたら買いとし、11月第1週が近づいたら様子見としておきます。 先週も申しましたが、間違いに気づいたときは、素早くシナリオを切り替えればいいのです。
それぞれの波形には山と谷がありますが、その山と谷の位置がわずかにずれるのです。いうまでもなく、谷にあたる時期に安値をつけると予測できます。その予測は、やはり直近のデータを使う方がより正確なものになるようです。
波形を解析する作業は、それなりに手間がかかります。また数週程度ではずれは起こらず、解析作業も無駄になります。豪ドル/NZドルの場合は、日足でも週足でも、プライマリー・サイクルが終了した時点で解析し直すというのが効率的なようでした。
さて、豪ドル/NZドルですが、プライマリー・サイクルは平均30週と考えられます。オーブを含めれば、25~35週程度です。4月に新たなプライマリー・サイクルが開始し、27週目の先週、長い陰線をつけています。 これをサイクル終了と判断するのは尚早かもしれませんが、念のため解析し直し、週足チャートのサイクル・ラインを修正しました。
DealBook360が使えなくなるので、サイクル・ラインも見納めです。
ですので、普段使っている黒い背景のチャートを載せました。虹のような6色でサイクルを書き分けています。 波長の長いサイクルを赤、短いサイクルを青にして、どのラインが何週サイクルなのか、直観的にわかるようになっています。
チャートの右端に3本のラインが見えます。黄色い38週サイクル・ラインが2016年4月第1週、青い30週サイクル・ラインが4月第2週に位置しています。 先週、プライマリー・サイクルが終了したとするなら、新たなプライマリー・サイクルは、この4月第1~2週あたりで終了すると予測できます。 ただしローソク足のすぐ右側、11月第1週に水色の31週サイクル・ラインが位置しており、判断しづらいところです。
豪ドル/NZドルの日足です。上昇トレンドであるにもかかわらず、プライマリー・サイクルの後半部で、ハーフ・プライマリー・サイクルがボトムをつけたケースです。 この後半部だけを見ると、下降トレンドになっているためではないかと思われます。
フィボナッチ・リトレースメントも記入してありますが、これはメリマン自身、目標値の分析のために採用しているものです。 50%水準を原則として、38.2%から61.8%のまでの範囲を、彼独自の言葉でオーブと呼んでいます。
先週の安値は、61.8%水準でぴったり止まっています。まず、先週をプライマリー・サイクル終了と見てもいいのではないでしょうか。シナリオは買い目線。充分な反発が認められたら買いとし、11月第1週が近づいたら様子見としておきます。 先週も申しましたが、間違いに気づいたときは、素早くシナリオを切り替えればいいのです。
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